『デラシネの時代』を手にとって
最近涙もろくていかない。
いや、いけないことはないんですが
むしろ今まで泣くということがなかったぶん
その反動が来ているのかわかりませんが、
なににしろ嫌なことだとは思っていません。
五木寛之さんから最新刊が出ていました。
『デラシネの時代』
デラシネとは「根なし草」のことだそうですが、
前々から何度も五木さんの著書の中で取り上げられていました。
1つの土地に根を下ろして住み着くことにこだわらない。根なし草のような,遊牧民のような生き方のほうが五木さん個人的には好きだというようなことを,過去の自己の経験を交えながら書いていたように思います。
もう書店で1ページ目を読んだ瞬間に涙が溢れてきました。それだけで、底知れぬ安心感というか、同じ時代を生きる仲間なんて言えばおこがましいですが、やはり五木さんの本は僕にとって心の拠りどころだなと感じました。
まだ全部読んでもいません。読むのもかなり遅いほうなのでゆっくり時間をかけて読んでいきたいと思います。