他力
「他力」という言葉をどう解釈しようが個人の勝手だが、僕の解釈は数年前に作家の五木寛之さんに影響をうけたものになった。
「自分ではどうすることのできない大きな力」
と、今ならこう説明する。
これが必ずしも五木寛之さんの語るところのものではないが。
五木寛之さんから影響を受けた僕が語る「他力」である。
この世の中には、自分でどうにかできることと、どうあがいてもどうにもならないことがあると思う。
結局それらは自分のせいではなくて、与えられたものなんだと。
それが他力だと。
数ヶ月ぶりの投稿とは思えない雑文ですが、どうかお許しください。
低温長時間焙煎
焙煎次第で、コーヒー豆の味は何色にも変わります。
浅煎り、中煎り、深煎りの焙煎度があり、またその中間もあればそのまた中間もある。
そして同じローストであっても、焙煎時間や火力の違いに依っても風味が変わるという、なんとも奥深い世界です。
大体書籍やネットによる情報では、焙煎時間は10分~15分くらいになっています。
ところが、それを20分以上かけてみる。
すると、なんともやさしい味わいになる。
「飲みやすい」という言葉がすごく合うコーヒーになります。
そんなコーヒーなら、市場によく出回っているだろう、と思いますが、実際のところそう多くはないと思っています。
なぜなら、コーヒーの産地特有の性質を生かしきれないこと。風味が抜けてしまうという理由が考えられるからです。
今2018年現在は、産地の風味特性を表現するスペシャリティコーヒーの波があります。
そこまで何種類もの豆を低温長時間焙煎してみてないのでなんともですが、その焙煎方法には、「どんな豆でもそれなりに美味しくなる」という特性がある気がします。
豆によっては採用するのもありかもしれない、といったところです。
メモ程度に。
怪我をして治る皮膚を見て思ふ
人指し指の関節付近を火傷した。
数日後、水膨れを裂くとまだ新しい皮膚ができてなかった。
関節だからなかなか治らない。
ヒリヒリしたまま一週間が経つと、やっと薄い皮膚ができはじめた。
もうほとんど痛くもない。
当たり前のように皮膚が再生すると思っていますが、冷静に考えると、ものすごく神秘的なことのように思えます。
だって、目に見える材料なしに、新たな皮膚が再生するんですよ?
建築物は、目に見えるものからしかできない。
農作物は、目に見えないものからできる。
そこが大きな違いです。
リンや窒素やカリウムやらetcを目に見えるものとして考えるとすれば、この土俵で話はできません。
前に誰のブログで見た話のような記憶がありますが、「治るということは、体は生きようとしている」というような主旨の話が印象的でした。
そう思うと、なんだか確かにと思います。
・・・
徐々に治っていく皮膚をみて、なんだか不思議な気分になったお話でした。
ってか怪我ってすごい字ですね。