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独断と偏見のワンピース名言集

ジャンプを毎週買って読んでいるジャンプっ子です。

おもしろい漫画は僕の日常に刺激を与えてくれます。

 

最近では「約束のネバーランド」なんか毎回ハラハラさせる終わり方で,続きが気になって仕方がない。「Dr.stone」は人類石化後,3700年後という世界観が好みですね。

斉木楠雄のサイ難」は時事問題を交えて,ぎりぎりのところを攻めてくるところとか,ギャグ漫画として僕のツボにはピンポイントです。

 

そしてダントツでファンなのがワンピースです。

絵の躍動感と尾田さんの知見の広さとセンスが異常なレベルですね。

 

というわけでそのワンピースのなかから勝手に名言を引っ張り出してきました。

 

 

「どんな気持ちで過ごしても同じ待ち時間ですよ」

ブルック.第499話.巻51

 

ブルックとチョパーが,ケイミ―が攫われてサンジに待つよう指示をもらっていた時のセリフです。どうにも落ち着かないチョッパーに諭すようにブルックが言うのですが,あまりにもくつろぎすぎていて,来たウソップに殴られるというくだりです。その駆け引きをオーバーに描いていることが単純に面白いし,結局どっちがいいのかということを考えさせてもくれる名シーンだと思います。

 

 

 

「”疑わないこと” それが ”強さ” だ」

レーリー.第597話.巻61

 

頂上戦争後,レイリーがルフィに覇気を教えるときに,さらっと言っています。後ろから巨大な象が迫ってきているのに至って冷静にふるまっているためか,とても説得力を感じます。おおよそ「信じること」とか「信心」の強さが重要,という風に僕はとらえますが,それを否定的に表現していることに味があると感じました。ここで肯定的に「信じるとこと」と使ってしまうと何か違う気がする。宗教に信仰心の強い外国人などを見ていると,ことに信心の大切さを痛感します。なにより行動に迷いがない。

 

 

 

 

「勝者だけが正義だ!!!」

ドフラミンゴ.第556話.巻57

 

初め見た時はイマイチわかりませんでしたが,善悪の問題ですね。その前につづく言葉が「頂点に立つ者が善悪を塗り替える!!!今この場所こそ中立だ!!!正義は勝つって!?そりゃそうだろ」。(争いに勝って)頂点となったものが,独自の価値観(善悪)に基づいたルールを決める。それが支配される人々の善悪になる。「正義」は後付けにすぎないということだと解釈しました。そしてその中立の真っ只中にいることが面白いとドフラミンゴは言う。

 

しかし海軍が勝利したとはいっても,海軍の完全勝利という雰囲気にならなかった。結論としての勝者はまだ決まっていない。巻80のドフラミンゴの発言では,頂点白ひげがいなくなった戦争後もまだ頂点は決まらず,その座を奪い合う覇権争いが起きると言っている。それが新世界編におけるストーリーの本題だと解釈もできます。

 

また,つこうと思えば海賊王の座につけた白ひげが,意図的につかなかったような表現もしており,そこにまたエピソードがありそうな気配を感じます。

 

 

・・・最後は名言集じゃなくて独自解釈になってしまいました

先が楽しみですね。ジャンプ読も。