寒さと労働

雪が降っている。

僕の住んでいる地域はあまり雪が降る地域ではないのですが，たまに積もった白銀の世界を目にするとなにか別世界にいるような感覚になります。

非日常的で嫌いではありません。

一方でどうしてこんなに寒い日まで朝から働かなければいけないの？なんて自堕落なことを思います。効率的に食べ物を生産できるようになったんだから，一日３時間労働くらいで回らないの？となにかに訴えたくなる気分ですが，それはきっと社会主義ですよね。それはうまくいかなかった前例がある。品質の悪いものしか作らなくなったらしい。そこで資本主義。これは比較的長くうまくいっているようだ。

思うに社会主義は，みんながみんなさぼったわけではないと思う。さぼっても働いても生きていけるからさぼったほうが楽じゃん，という人が人間全体の割合として多かったから成り立たなかったと勝手に思っている。他人の気持ちを考える人が本質的に多かったのなら社会主義は成立したかもしれない。（そんな単純な話でもないと思いますが）資本主義では，働かなくでは十分な生活ができないからみんな仕方なくはたらく。そういうひとは，人間に多い。

要するに，寒い日には温かくなったころから働ける職業があればいいなあと思っているだけです。ほとんどないでしょう。けど，なんかないかと僕の頭が勝手に考える。別に朝に弱いってわけではないんですけど，動物的自分が悲鳴をあげているのをどことなく感じる。

働くのは当たり前。そうなんだけど，それでいいのかなあ。

兎にも角にも，今週は寒い予報のようですのでアラームのセットを忘れないようにしましょう。