懐かしいばあちゃんの味がした、いりこだしの話。
おつかれさまです、病み上がりの戌吉です。
昔は,ばあちゃん家に置いてある乾燥いりこを,よく食べたものです。
味噌汁シリーズ第2回、前回は昆布だしでしたが、今回はいりこだしです。
使ったいりこ
良さげなものは一匹がすごく大きくて,そっちのほうがいいのかな~と思いつつ安いほうに手を出してしまいました。近くのスーパーyoumeタウンで購入。小ぶりのいりこです。
youmeタウン。全国チェーンだとずっと思っていたら,全然範囲小さかったです。(余談)
今回は水出しと煮出しの2パターンやりました。
変わらんかな~と思ってたら,けっこう結果が異なりました。
いりこ煮出し
煮出してます。昔ながらの光景ですね。
別に何の特別なこともありません。
でもまあ,ね。自分でやることを目的にしてますので。
自分がとった行動がどんな味に結びつくのか。
出来上がった出汁を人すすり。
・・・
いりこが,すごい。
いやいりこを入れてるんで当たり前なんですが,昆布の時よりも断然風味が濃いです。
そして出来上がった出汁の匂いを嗅いでいると,なんだか昔のばあちゃんが作っていた味噌汁の懐かしい記憶がよみがえってきました。
こんな匂いだったなあと。顆粒ダシではこんな気持ちになりません。
煮出すこと15分。家の中が煮干しの匂いで満たされました。(いいのか?)
そして実食。
・・
やはり味が優しいですね。思い込みもあるでしょうけど,体に良さそうな感じがします。そして,
いりこが強い。
煮干し使ってるな,ってわかります。味噌に全然負けてない。いやこれは入れすぎたのだろうか??
まあそうにしろ素材の味が分かるので,食材にありがたみの気持ちが湧いてきます。
いろんな出汁を重ね合わせて奥深い味を作る方が,味としてはもちろん美味しいのでしょうが,食材の顔が見えにくくなりがちです。鈍感な舌の持ち主には(僕)これくらいのほうがシンプルで,煮干しをいただいているという気持ちになります。
うまい。ありがたい。
顆粒ダシをやめた意味の一つは,これにあると思いました。
いりこ水出し
こんな感じです。
出来上がった出汁の味を確かめましたが,煮出した時ほど濃くはありませんでした。
できあがった味噌汁も煮出した時ほどいりこ感が強くなく,煮出した方が美味しいと感じました。
よし,これからは煮出し派になろう。そうしよう。
食ってもうまい
骨とか内臓まで食べれるいりこって,絶対に体にいいと思うんです。(確信)
昔は出汁用にとってあるいりこを,「これ食っとけ。」とばあちゃんから数匹手渡され,食べたものです。
だから小腹が空いたときなんかは,スナックや甘いお菓子もいいですが,いりこをボリボリ食うのもいいかもしれません。これが意外とうまいんですね。栄養満点、節約にもなります。
酒の肴なんかにも地味にいい。
ただ 塩分とりすぎには,注意ですね。
後に数回いりこだし味噌汁をつくりましたが、煮出しすぎたら、苦いです。雑味がすごく出ます。
弱めの沸騰で、5分くらいでいいのかもしれません。そして味噌は少なめが美味しいと思います。
次はカツオ節でカツオ出汁でも作ってみます。