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美しい・・。ゲスの極み乙女。「オンナは変わる」勝手に解釈

アルバム発売を約2カ月後に控えて、新曲「オンナは変わる」MV公開です。

 

正直、久々にゲス極らしい曲だと思いました。

まあ音楽という創造物を、過去のイメージで「らしい」というのも適当じゃないかなと思いますが、それでも奇抜なイメージが非常にゲスっぽいなと感じました。

 

 


ゲスの極み乙女。「オンナは変わる」

 

 

 

 

感想と解釈

美しい・・・

メロディが、美しいと思います。

 

 

歌詞については(速いですし)、聞き取りにくい部分が非常に多くて、何度聞き返してもわからないところもあったんですが、Youtubeのコメント欄で歌詞をあげている人がいて、すっげえなあと思いました。僕が見たのは「バカ」という方です。確かに、それを見ながら聴いていると、そう言ってるなと納得できます。

 

 

この歌に出てくるオンナの人って、すごくトゲトゲしいなと思いました。

自己中心的というか。

 

全部知った気になっているオンナの人は、オンナが変わるのを男のせいにしている。

「私は違うの」とか「私は偉いの」とかすごくプライドの高さを感じます。

しかし最後に近づくにつれ、

 

一体全体どうなってるのよアンポンタン

 

という印象的なフレーズがでてきますが、次に出てくる

 

知りすぎたように見えて本当は何も知らない

 

も含めて、実はすべてを見透かしたような気になっていただけだと気付く。

なにか、オンナの人は苦しんでいるように想像できます。

 

 

何に苦しんでいるのか具体的な表現はありませんが、個人的な想像では、

 

付き合っている男の人と離れていくことに、最初は「別に私はいいのよ」というような(見栄っ張りな)余裕を見せていたけど、実際本当に男の人の心が離れていってることを感じる段階までやってくると、「なぜか悲しい」ような感情が生まれて、「私はすべて知っていたのに、なんで?」という苦しみが生まれる。

 

最後の一節

オンナは変わるけど

なぜか私は変わらない

 

というのは、この歌の結論を表しているように感じます。

 

どういう意味でしょうか??

なかなかに、意味深な表現だと思います。

 

人間的な「オンナ」は、変わるけど、動物的な「女」は変わらないというような感じでしょうか??

それを「私」としているのか。

 

んー、これは自分色に(記事筆者の)解釈が偏っている気がしますね。

 

 

これは誰が言ったかというのが非常に曖昧なように思いますが、素直に文字通り解釈すれば、「私は」と言っているのでこの歌の「オンナ」です。

 

一方で、ここのフレーズをこの歌の物語を大局的に見る人物(川谷絵音さん)の言葉(思想)ともとれるような気がします。

 

 

 

あと、歌詞に出てくる「結婚式」というのは「もう切ないとは言わせない」との共通点なのかなと思います。

「祝祭はコンビニエンス」とか、「かいつまんだ結婚式の夢」とか、結婚式(という一時的に美化されたイベント)に川谷さんはあまり良い印象をもっていないのかなあと勝手に思いました。深い思考で非常に好きですが。

 

 

まとめ

とりあえず10回くらい聴きました。

新曲が出ると、そのたびに何度も反復して聴くので、メロディの印象的な部分がすごく頭に残るんです。

仕事中に頭の中で響いたり。

川谷さんが作る曲は特にその傾向があるように思います。

 

ここまでトゲトゲしい女性人物を描くとなると、これを制作した川谷さんが、女性に対する嫉妬心が強いんじゃないかとふと思ってしまいますが、まあ、それは関係のない話です。

 

「もう切ないとは言わせない」では一番印象的だったのは、いこかさんのドラムでしたが、今回は明らかに川谷さんのギターです。

 

 

この曲も収録されるアルバム『好きなら問わない』、非常に楽しみです。

ああ、「もう切ないとは言わせない」もいいなあ・・・。