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これが正しい解釈だ!酒に酔ってまるで・・【米津玄師「Flamingo」】

こんばんは、戌吉です。

 

米津玄師(よねづけんし)さんの新曲「Flamingo」がYouTubeにて公開されましたね。

 

筆者は「Lemon」から米津さんの魅力に惹かれています。けっしてミーハーではないと自負しているんですが。

 

それからまぁ過去の作品も色々聴いたんですが、「ゴーゴー幽霊船」なんかも面白いですよね。YouTubeで見れます。

 

作品全体を通しては、テーマが異次元というか、僕が好きで米津さんとも友達と噂の川谷絵音さんよりは、現実離れした空想のストーリーを書いているように思います。

 

 

そんな米津玄師さんの新曲「Flamingo」。一体どんな曲なんでしょうか?

 

 

全体的に

まぁ昔な感じですよね。

そういうの苦手なんですよね・・・

センター試験国語4割だし。

 

 

そんな自分ですが、ざっくりしたストーリーを解釈してみると、水商売をやってる昔の女の人のストーリーなのかなと。

 

その女の人が相手している男がフラフラフラミンゴみたいな様を描いているんじゃないかと解釈しました。

 

酒によって赤くなってふらふらフラフラフラミンゴ~・・的なね。

 

 

細かい部分

英語でいうitを捉えるのは想像力の話で、そういう能力は僕は劣っていると思っています。

そんな乏しい能力での想像をご了承ください。

 

まず、聞き流してはこの曲のストーリーは理解し難いものがあると思います。

 

この物語の主人公と登場人物は誰なのか。それすらも分かりにくいですね。

 

演歌風に歌うCメロの一節

 

酔いどれ張り子の物語

 

はっきりと言い切っています。

では、張り子とは?

 

一般的な意味では、竹や木、粘土などに紙を張りつけて作ったもの、とされているようですが、これでは意味が通りません。

 

そこでWeblioに掲載されている隠語大事典によると

「陰茎を型どった淫具のこと」

とされています。

 

ほう、女の遊び道具の物語だと。

そう考えても面白いのですが、少し想像力を膨らまして解釈してみると

 

酔った遊び男の物語

 

と考えることができます。

とある女性主観の、遊び男との男女のストーリー。

 

1サビで、

「あなた」を

「ふらふら」な

「鮮やかなフラミンゴ」

と表現するのは、酒に酔った様を表現しているからだと思います。

 

 

この解釈、なかなかじゃないですか?

 

 

続いてのキーワードは、1サビ、

 

毎度あり 次はもっと大事にして

 

毎度あり、ということは、商売です。

商売で男女の関係となると、水商売しかありません。

 

水商売の女と、酔った遊び男の物語。

それは一体どんなストーリーなのでしょうか。

 

半端に稼いだあぶく銭

たかりだす昼トンビ

 

と多くの汚い客を相手にする中、

 

くだらないこのステージで光るのは

あなただけでもいい

 

とやはりその男は特別な存在のようです。

 

 

そしてCメロ、

 

地獄の閻魔に申し入り

あの子を身受けておくんなまし

 

ここの歌詞の読み取りは、巷では「見受けて」とされていることが多いですが、

流れ的には「身受けて」が自然な解釈じゃないでしょうか?

 

「身受けて」の意味を調べてみると、goo辞書のデジタル大辞泉によれば

「遊女などの身代金や前借金などを代わって払い、その勤めから身を引かせること」

 

 となっています。

 

身受けしたあとは、男側は女を妻にできるんだと勝手に想像しています。

ここで「あの子を」と表現されているのが疑問符なんですが、まあそうしてほしいほどの気持ちが女性側にはあるようです。

 

 

ですが、

やったれ死ぬまで猿芝居

 

これはどっちなんでしょうねえ。

 

開き直ってこの水商売という猿芝居をやってやる、というのか、

身受けられた後に、その男の元で猿芝居をやってやる、というのか。

 

その男に憧れる気持ちがあるのだとすれば、後者はない思います。

が、どうでしょうか?

 

 

感想

そもそもすべてを解釈するのは難しいですが、だいたいの世界観を読み取ってみました。

 

MVは、歌詞のストーリーには手がかりになりそうなものはありませんでした。

 

ここまでの解釈を総じると、「水商売の女性が見た、ふらふら酔いどれ鼻たらしの張り子の物語」というところでしょうか。

 

それがまるで赤く染まった鮮やかなフラミンゴのようだと。

酒に酔ったフラフラともかけていて、歌詞の作り方には脱帽するほどのうまさを感じます。

 

メロディは、サビがやっぱりクセになりますね。

そしてやはりラストへのもっていきかたは、流石だと思いました。

最後に冒頭の部分を繰り返すところとか、本当に上手いなあと思います。

 

記事のタイトルで「これが正しい解釈だ!」なんて大法螺ふきましたが、決してそんなことはありません。

また「正しい解釈」というものも存在しないとは思いますが、「酒」と「ふらふら」と「鮮やかな(赤色)」と「フラミンゴ」が掛けられている(かもしれない)ことは、作詞者の意図を汲み取れたようで、ちょっと嬉しかったです。

 

 

以上、CDの発売日は、10月31日。

カップリングの「TEENAGE RIOT」「ごめんね」も楽しみです。

 

 

あとは、「よねづげんし」ではなく「よねづけんし」です。(注!)