デロンギデディカEC680商品レビュー~家庭で本格エスプレッソマシン~
家庭用エスプレッソマシンの商品レビューです。
今までは直火式のマキネッタでエスプレッソを淹れていましたが、ついに・・!
9気圧抽出を実現できるポンプ式の家庭用エスプレッソマシンを購入しました。
購入・値段
アマゾンで購入しました。
デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー メタルシルバー EC680M
- 出版社/メーカー: DeLonghi (デロンギ)
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: ホーム&キッチン
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2018年6月の時点では約28000円(税込)。
メーカーの希望小売価格が47800円(税抜)で、いくつか周った家電量販店でも、37000円(税抜)程度が多かったので、買うなら絶対にAmazonで買うべきです。
送料は無料、コンビニ振込みで手数料も無料でした。
日付指定なしで、注文から2日後に到着。
さすがのamazonさん、対応が早いです。
商品は、この状態のまま到着。
箱はそれなりに丈夫そうです。
デザイン・性能
デザイン
僕はシルバーを購入しました。
このほかに、赤または黒の色違いもあります。
値段は数百円程度異なります(2018年6月現在)。
サイズはおよそ
(横)15cm × (奥行)33cm × (高さ)30cm
となっているので、非常にスリムなサイズ感です。
スタイリッシュですね。
性能
機能としては非常にシンプルで、エスプレッソの抽出とミルクスチームの2つです。
エスプレッソ
粉・カフェポッドのどちらでも抽出できます。
ポルタフィルターは粉用のシングル用、粉用のダブル用、カフェポッド用の3種類が用意されています。
抽出量は、シングルとダブルの2種類を選べます。
初期設定ではシングルが30ml、ダブルが60mlとなっているようです。
変更したい場合は、好みの抽出量に設定することができます。
ポンプ式抽出なので、タンピングしても直火式のマキネッタのように目詰まりすることなく、濃厚なエスプレッソを抽出することができます。
クレマもしっかりできます。
ミルクスチーム
カフェラテやカプチーノを作るためには欠かせない、フォームドミルク(泡立てた牛乳)を作ることのできる、スチーマーがついています。
ノズルは2重構造となっており、高温の水蒸気を噴出します。
使い方
基本的に操作するのは、正面に設置された3つのボタンとスチームつまみだけというシンプルな操作です。
しかし、ボタンがシンプルであるがゆえに使用方法が多少難しいので、基本的な使い方を以下に記していきたいと思います。
(あまり詳しくはないのですが、業務用のエスプレッソマシンだと、エスプレッソ抽出とスチームの機構が別であるため、同時に作業できるようなのですが、家庭用だと同じ機構を使っているため、目的に応じて切り替える必要があるようです。)
エスプレッソの抽出
わかりやすいように手順を箇条書きすると
1.タンクに水を入れる
2.コンセントを挿す
3.電源を入れる
4.フィルターをフィルターホルダーに取り付ける
5.フィルターに粉(またはカフェポッド)を入れる
6.粉を入れたフィルターホルダーを本体に取り付ける
7.抽出口下にカップを置く
8.ボタンを押す
細かく説明すると、
1.黒透明のタンクが本体後部に取り付けられています。それを取り外して、水をMAXのラインを超えないように入れます。
4.フィルターの種類を間違えないように、フィルターの裏に書かれたマークを確認します。スプーンのマーク1本が粉シングル用、2本が粉ダブル用、ポッドのマークがカフェポッド用です。
5.あらかじめ粉を計量して入れると、味が安定すると思います。説明書ではシングルでコーヒー粉を約8~10g、ダブルで12~14gと書かれてあります。個人的な感想ですが、シングル8gでは結構薄めのエスプレッソになると感じました。
6.本体のフィルターホルダー取付け部に、INSERTとCLOSEと書かれていますので、INSERTの部分からはめ込んでCLOSEのほうに回します。
8.左のボタンがシングル、真ん中のボタンがダブルです。
ミルクスチーム
本体の電源を入れると、最初はエスプレッソ抽出の状態で起動します。
それをスチーム用の状態に切り替える必要があるんですが、こっち方向の切り替えは簡単で、3つ並んだボタンの一番右側のボタンを押すだけです。
電源を入れるところまでは上述「エスプレッソ抽出」と同じ。
1.スチームボタンを押す
2.点滅後、点灯したら準備OK
3.空の器を用意し、一度スチームノズルを開いて2~3秒間水を排出する
4.牛乳の入ったミルクピッチャーにスチームノズルを差し込み、再びスチームノズルを開く
5.十分泡立ったら、ノズルを締めて、ノズルに付着した牛乳をふき取る
6.水の入った容器にノズルを入れ、数秒スチームして洗浄する
少し詳しく説明していきます。
3.この手順は重要です。最初から牛乳をスチームしてしまうといけません。最初の数秒間は蒸気ではなく、ホースから出たような水が排出されるので、少なくとも3秒程度は水の排出を行ったほうが良いです。
4.しっかりとノズルの先端が牛乳に入っていないと、牛乳が飛び散ることがあります。
5と6の手順は面倒ですが意外と重要で、牛乳がノズルに付着して固まるのを防ぎます。
少しわかりにくい操作
スチームからエスプレッソ抽出への切り替え
上記したように、エスプレッソ抽出からスチームへの切り替えは簡単なのですが、スチームからエスプレッソ抽出への切り替えは少々分かりにくいです。
1.エスプレッソ抽出ボタンを押す(真ん中・左どちらでも)
2.真ん中と左のボタンが点滅する
3.空の容器を用意し、スチームつまみを開いてノズルから水が出なくなるまで排出する
4.水が出なくなり,ボタンの点滅が早くなったらスチームつまみを閉じる
5.真ん中と左のボタンが点灯に変わったらエスプレッソ抽出準備OK
個人的にですが、この操作が少しわかりにくかったです。水を排出していないと、当分の間点滅のままで、エスプレッソ抽出用の状態に移行してくれません。
(説明書によれば約10分かかるそうです)
上記のように正しい操作を行えば、スムースに移行することができます。
感想・まとめ
今回は大まかな使い方について説明してきました。
細かい設定やお手入れ方法などは、説明書を参考にしてください。
デロンギのHPでもダウンロードして見ることができます。
リンク↓
デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー EC680M/R/BK
値段のわりに、十分満足できる商品だと思いました。
クレマもしっかり、濃厚なエスプレッソを作ることができます。
手入れは多少面倒かもしれません。
しかしエスプレッソマシンなら、どれを買っても避けては通れない道だと思います。
エスプレッソを飲みたい気持ちとの兼ね合いではないでしょうか。
気になったところは2点。
ひとつは、エスプレッソの液切れがあまりよくないところです。抽出が終わっても、しばらくの間ポタッポタッとコーヒー液が落ちてきます。
もうひとつは、スチームミルクの泡のきめ細かさです。私の技術不足も多いにあるとは思いますが、YouTubeなどでラテアートの動画を見ていると、他のスチームミルク機能つきエスプレッソマシンに比べて泡のきめが粗い印象を受けました。
泡立ちは良いので、カプチーノを重点に置いて作られたスチームノズルなのかなあと思いました。
あとは余談ですが、豆はエスプレッソ用のものを購入すると、手早くそれなりの味をあじわえます。「ジュピター」というチェーン店のエスプレッソブレンドなんか結構美味しくコスパがいいと思います。
よりコーヒーを楽しみたい方はストレートで飲んでみるのも面白いと思います。
もちろん、手軽にエスプレッソを飲みたい方は、カフェポッドも対応しています。
デロンギエスプレッソマシン「デディカ」。
自宅で本格的なエスプレッソを味わいたい方にはおすすめです。