「レッドマウンテン」。名前がかっこよすぎるケニアの豆【珈琲焙煎】
こんばんは,戌吉です。
生豆を通販で購入して,色んな豆の焙煎を試みている最近です。
この間は,エチオピアのグジ地方の生豆を焙煎しました。
この名前,すごく長くてよくわからないですが,解読すると
エチオピア →国名(既知)
グジ →地方名
1 →グレード(1近いほど良い)
ナチュラル →精製方法(実のまま天日乾燥したあと果肉除去)
みたいです。
国によって名前の付け方やグレード(等級)のつけかたも異なるみたいで,世界で統一したものではないようです。
そして今回はケニアの豆。
生豆
今回の焙煎はケニアの生豆,その名も
「レッドマウンテン」
かっこよすぎる・・・名前に惹かれて購入。
購入した生豆本舗さんの説明によると,栽培されている土壌が,「キクユ」という赤土らしく,それに由来しているようです。
今回はこの豆を焙煎してみることに。
前回のエチオピアと生豆の状態を比べてみると,
左:ケニア
右:エチオピア
エチオピア グジと比べると豆の大きさが揃っているというのは非常に感じました。
そしてケニアは粒が大きいですね。エチオピアと比べた写真を見ても一目瞭然です。
あと豆の色が緑がかっていることが分かります。
焙煎
おすすめ焙煎度はフルシティロースト。焙煎8段階のうちの深いほうから3番目のローストです。
が,深いほうの焙煎は調節が難しいので,ちょっとびびってそれより一つ浅いシティローストでやってみることに。
13分ほどで焙煎終了。
めずらしく煎りムラが少ない。
これはうまくできたんじゃね?
と思いつつ豆を挽いてみる。
・・・
あ,ちょっと生豆臭い。
そして引いた豆が若干しっとりしてる。
飲んでみる。ハリオ式のペーパードリップ。
・・・
うん。それなりに美味しい。ほのかな苦みに程よい甘み。
上質な印象で強めの酸味に生豆本舗さんの説明通り,スパイシーな香りというのも分かります。
豆もそんなに嫌いな味じゃない。けど。
豆臭いんですよね!ちょっと!
豆を挽いた時点で薄々は感じていましたが,酸味が強く残って青臭い風味。
これは完全に焙煎の見誤りです。
上でこのケニアの豆は緑色で大粒の豆と書きましたが,そういう豆には水分が多く含まれているようです。そして,この水分を上手に抜かないと,今回味わったような青臭さと強めの酸味が残ります。
豆の水分を抜く過程を蒸らしといいますが(弱めの火力で炙ること),この時間をもう少しとった方が良さそうです。そしてローストの段階はやはり生豆本舗さん推奨焙煎度のフルシティロースト。うまく水分を抜けばシティでも楽しめるかもしれませんが。これでうまくいくんじゃないでしょうか?
まとめ感想
緑色大粒豆ということで酸味は強いほうだと思います。そして比較的中くらいの甘みとスパーシーな香り。コクというか,濃厚な舌触りも感じました。
なにより粒の均一性や欠点豆(虫食い等)の少なさからも品質の高さを感じます(生豆本舗さんの選別もありきでしょうが・・)。
僕自身は全然美味しい豆だと思いますが,刺激的な印象も受けるので,人によっては好き嫌いは出やすいのかもしれません。
水分をうまく飛ばせばもっと美味しいコーヒーになると思うので,チャレンジしてみようと思います。