新しい手網について【コーヒー焙煎用手網 焙煎職人16cm ーthree snowー 商品レビュー】
新しい手網がやってきて庭駆け回る、戌吉です。
今回はコーヒー焙煎用手網の商品レビューです。
手網焙煎の方法についてはこちら
これまで使用してきた手網は、まだ全然使用可能なんですが、どうしても大きさが小さいため少量焙煎しかできず、しかも高さがないために豆が転がりにくく煎りムラができやすいと感じていました。
正直ここまで焙煎にハマるとは思っていなかったので、この際、より高品質な豆を焙煎したい!と思って新しい手網を購入してしまいました。
以下に使用したレビューを記します。
商品紹介
買った商品がこちらになります。
- ジャンル: コーヒーメーカー
- ショップ: ブランディングコーヒー
- 価格: 2,440円
安いですね。
ちなみに私は「jupiter」という実店舗で購入しました。比較的安価にコーヒー豆や、輸入食品を取り扱っているお店です。こちらで約3200円(税込)で購入しました。おそらくこれが定価だと思います。
この焙煎手網の特徴は、底に凸凹が施されている点です。この凸凹により、豆が転がりやすくなり、煎りムラができにくくなると説明されています。
こんな感じ。
まあ、何はともあれ実践あるのみ。
お世辞は言いません。辛口の評価でいきたいと思います!
使用した感想
重量
まず、重量。あまりに重いと長時間の焙煎はつらいですからね。
計量の結果、
209g
でした。
腕力によって感じ方に個人差はあるでしょうが、持った感じ20代男性である筆者の腕力では、無理のなく焙煎できる重さだと感じました。
実践・感想
豆を実際に入れてみた感じ、100g程度なら充分許容量だと思ったので、とりあえず100gでやってみることに。
ちなみにこれまでの小さい焙煎器具だと、煎りムラを作らないためには50gが限界でした。
生豆本舗さんから500g購入していたコロンビア・スプレモを焙煎。
おお。いいんじゃないですか?
余談ではありますが、2ハゼ開始から約10秒後のシティローストで焙煎しました。安定ですね。光で色が薄く見えますが、実際はもう少し黒っぽいです。焙煎時間約13分。大粒の豆は、美しいです。
以前の小さい手網より、煎りムラがないように思います。しかも、倍の量の100gを焙煎して。
腕の疲労もそんなに感じませんでした。
大量焙煎
もっと大量に焙煎できたらいいのに!というこのレビュー記事の読者のために、試しに生豆を200g入れてみます。
しかし、私は一度に200gもの豆を焙煎すると、風味が劣化しないうちに飲みきる自信がありません。ですので、申し訳ありませんが今回は、エア焙煎とします。
(エア焙煎:手網に生豆を入れて振ってみるけど、火にはかけない形だけの焙煎)
入れてみた様子はこんな感じです。
エア焙煎をしてみましたが、豆が十分に撹拌されない印象を受けました。つまり、煎りムラができ安いということです。
あくまで実際にやっていない筆者の想像ではありますが、豆の中心部分が動いていないように見え、外側と内側で豆への熱の伝わり具合に大きな差が生じそうだと感じました。
これは個人的な見解なのですが、珈琲豆の最も美味しい期間は焙煎1日の後から3日後までと私は思っています。
もし珈琲を飲む人が家庭に1人の場合、一回の抽出に15gの豆を使ったとしたら、200gの生豆を焙煎すると、水分の減少量を15%だとして170g。11回は飲むことができます。1日一杯だとすると、一週間以上豆を置いておくことになり、残り少なくなった頃には大分風味が劣化しているので、200gもの大量焙煎はおすすめできません。
多くて1日2杯飲んだとしても5日半。最後の方には風味は劣化しています。よほどのヘビー珈琲ユーザーか珈琲を飲む人が大勢いる家庭であるなら、一度に200gの豆を焙煎してもいいかもしれません。。。
少量焙煎
次に少量で焙煎したときの品質はどうかについて記します。
ここでは少量を30gとしておきます。
入れてみた様子。
焙煎の結果、煎りムラがけっこう生じました。豆が転がりすぎて逆に煎りムラができやすいんでしょうか。
焙煎の総時間は100gの場合と比べて2分ほど短く、特に1ハゼからの焙煎度の進み具合が速く感じました。一つ一つの豆に熱が伝わりやすいためだと思われます。
まとめ
総合的には大変満足しています。
購入した甲斐はあったと思います。
半熱風式の焙煎器具がカルディからでており(韓国製)、そちらも気になっていますが、最近手網焙煎での出来が安定してきたので、しばらくは手網でいくような気がします。
本当に、下手な店の珈琲よりは全然美味しく焙煎出来ていると思います。
まあ、なにより、焙煎したてが飲めるのいうのが大きいですが。
インスタントコーヒーや缶コーヒーばかり飲んでいるという方、一度自宅で挽きたての珈琲を飲んでみたらコーヒーに対する見方が変わると思います。
そして最終的には自分で焙煎することをおすすめしたいです。